散る桜 残る桜も 散る桜
散らずに残っている花もいずれは散るという無常を歌った句。一説には良寛和尚の辞世の句とも言われていますが詳細は不明で、戦時中に特攻隊員の遺書に多く引用されたことから有名になった句だそうです。
病気や事故、災害、身近な訃報などに接すると無常を思い知らされますが、何でもない日常にこそ思い出したい句です。いつか散るはかない身だからこそ、日々あくせくせずに心穏やかに感謝して過ごせれば、とは思いつつ、これがなかなかどうして難しいわけですが。
何かと変化の多い春の季節の変わり目、どうぞお体にお気をつけてお過ごしくださいませ。
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