獅子吼短信 272

 「誕」の字は「言+延」、言葉を延ばすことから元々は「嘘、いつわり」の意味を持ちます。これがなぜか後漢時代から「生まれる」の意味でも使われるようになったそうです。この世の全ては空であり夢まぼろしのようなものであるという仏教の教えの影響があるのかもしれません。21日には降誕会法要と初参式が勤修されます。親鸞聖人のご遺徳をしのびつつ、何事も思い通りにならない儚いこの世に新しく仲間入りしてくれる初参者を歓迎する集いです。奮ってご参拝ください。


例会の予定は「行事の予定」のページをご参照ください。

獅子吼短信 271

散る桜 残る桜も 散る桜

散らずに残っている花もいずれは散るという無常を歌った句。一説には良寛和尚の辞世の句とも言われていますが詳細は不明で、戦時中に特攻隊員の遺書に多く引用されたことから有名になった句だそうです。

病気や事故、災害、身近な訃報などに接すると無常を思い知らされますが、何でもない日常にこそ思い出したい句です。いつか散るはかない身だからこそ、日々あくせくせずに心穏やかに感謝して過ごせれば、とは思いつつ、これがなかなかどうして難しいわけですが。

何かと変化の多い春の季節の変わり目、どうぞお体にお気をつけてお過ごしくださいませ。


例会の予定は「行事の予定」のページをご参照ください。

獅子吼短信 270

勘定講が無事に終わり年度が改まり、三寒四温の中に春の気配が少しずつ感じられるようになってきました。

さて、今月25日には、春の永代経法要が例年通り勤修される予定です。奮ってご参拝ください。

今月の写真は大前トメさんで。トメさんは大正9年3月29日生まれ、今月の誕生日で満97歳を迎えられます。