獅子吼短信 284

一一のはなのなかよりは 三十六百千億の
光明てらしてほがらかに いたらぬところはさらになし

浄土和讃

一つ一つの蓮の花からは三十六百千億の光が輝き、その光が届かない所はない。この「光」は阿弥陀如来のおはたらき、煩悩の泥にまみれた私たちをほがらかに照らす光。


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獅子吼短信 283

桜木を 砕きて見れば 花もなし
花をば春の 空ゆもちくる

桜の木を砕いて中を見てみても、そこに花はないけれど、春の空がちゃんと花を運んできてくれる、という一休宗純禅師の歌。「空」には、春の「そら」と仏教の「くう」が重ねられているのでしょうか。春が来て花が咲く、この当たり前の出来事の背後にある大きな不思議や、目に見える物質の世界のはかなさを彷彿させられます。


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