獅子吼短信 283

桜木を 砕きて見れば 花もなし
花をば春の 空ゆもちくる

桜の木を砕いて中を見てみても、そこに花はないけれど、春の空がちゃんと花を運んできてくれる、という一休宗純禅師の歌。「空」には、春の「そら」と仏教の「くう」が重ねられているのでしょうか。春が来て花が咲く、この当たり前の出来事の背後にある大きな不思議や、目に見える物質の世界のはかなさを彷彿させられます。


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獅子吼短信 281

寒くとも たもとに入れよ 西の風
弥陀の国より 吹くと思えば

常陸国で吹雪に見舞われ宿を求めるもどこの家でも門前払い。野宿を余儀なくされた親鸞聖人がお弟子さんたちに聞かせた歌。阿弥陀如来からお受けした大きなご恩を思えば、凍てつく吹雪さえも物の数ではない、との御心です。


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